ちゅう‐にん【仲人/中人】
1 争いなどの仲裁をする人。仲裁人。「問答の中に、馴合の—が段々取持つような風をして」〈福沢・福翁自伝〉 2 なこうど。媒酌人。「—を立てる」
なか‐うど【仲人】
⇒なこうど
なか‐びと【仲人/中人】
なかだちとなる人。なこうど。「かの—に謀られて」〈源・東屋〉
なこうど【仲人/媒人】
《「なかびと」の音変化》中に立って橋渡しをする人。特に、結婚の仲立ちをする人。媒酌人。月下氷人(げっかひょうじん)。ちゅうにん。
なこうど‐おや【仲人親】
結婚式のときに後見人となる名目上の親。媒酌人。杯親(さかずきおや)。
なこうど‐ぐち【仲人口】
仲人が縁談をまとめるため、両方に体よくとりなしていう言葉。また、あてにならない話のたとえ。
仲人(なこうど)口(ぐち)は半分(はんぶん)に聞(き)け
仲人の話には誇張が多いので話半分に聞いておいたほうがよい。
仲人(なこうど)は宵(よい)の口(くち)
仲人は、結婚式が済んで任務が終わったら、長居をせずに引き上げたほうがいい。