えど‐かぶき【江戸歌舞伎】
「江戸狂言」に同じ。
おくに‐かぶき【阿国歌舞伎】
慶長年間(1596〜1615)に出雲大社の巫女(みこ)出身といわれる阿国が、京都で演じた一種の舞踊劇。念仏踊り系統の舞踊と滑稽(こっけい)な寸劇とからなる。歌舞伎の始めとされる。
おんな‐かぶき【女歌舞伎】
慶長年間(1596〜1615)京都に始まった、女性を主とする歌舞伎。寛永6年(1629)に風紀を乱したとして禁止された。阿国(おくに)歌舞伎・遊女歌舞伎など。
かぶき【歌舞伎/歌舞妓】
《天正時代の流行語で、奇抜な身なりをする意の動詞「かぶ(傾)く」の連用形から》近世初期に発生、江戸時代の文化が育てた日本固有の演劇。先行の舞踊・音楽・科白劇(かはくげき)などの諸要素を集大成した...
かみがた‐かぶき【上方歌舞伎】
⇒上方狂言(かみがたきょうげん)
き【伎】
[常用漢字] [音]キ(漢) ギ(呉) [訓]わざ 1 細かいわざ。「伎癢(ぎょう)・伎倆(ぎりょう)」 2 芸人。芸者。「伎楽」
ぎ【伎】
⇒き
げんろく‐かぶき【元禄歌舞伎】
元禄期を中心とした約50年間の歌舞伎。科白劇(かはくげき)・世話狂言が成立し、上方では和事芸、江戸では荒事芸が発達。
ざつ‐ぎ【雑技/雑伎】
1 民間に行われるさまざまな技芸。特に奈良時代、中国から伝来した曲芸・物まねなどをさすことが多い。雑芸(ぞうげい)。 2 取るに足らない技芸。 3 中国で、奇術や曲芸などを演じるもの。「上海—団」
しん‐かぶき【新歌舞伎】
歌舞伎の一類別で、明治40年(1907)前後から上演されはじめた、劇場部外の文学者の手になる新作歌舞伎。「桐一葉」「修禅寺物語」など。