きゃら‐だい【伽羅代】
江戸時代、客が遊女に与えた小遣い銭。
きゃら‐の‐あぶら【伽羅の油】
江戸前期、京都室町の髭の久吉が売り始めた鬢(びん)付け油の一種。
きゃら‐の‐き【伽羅の木】
キャラボクの別名。
きゃら‐の‐まくら【伽羅の枕】
香をたく引き出しをつけた木枕。江戸時代、遊女などが用いた。また、はなはだしいぜいたくのたとえにいう。
きゃら‐ぶき【伽羅蕗】
フキの茎を、醤油(しょうゆ)で伽羅色に煮詰めた食品。《季 夏》「—の滅法からき御寺かな/茅舎」
きゃら‐ぼく【伽羅木】
イチイ科の常緑低木。幹は地上をはうように伸び、葉は線形で先がとがる。雌雄異株。春、小花をつけ、実は熟すと赤くなる。庭園などに植栽。きゃらのき。
とぎ【伽】
1 退屈をなぐさめるために話し相手をすること。また、その人。「老人の—をする」 2 病人の世話をすること。看病。 3 通夜。「明(あく)る日一晩お—をして」〈木下尚江・良人の自白〉 4 「御伽衆...
とぎ‐しゅう【伽衆】
⇒御伽衆(おとぎしゅう)
めいぼくせんだいはぎ【伽羅先代萩】
歌舞伎狂言。時代物。5幕。奈河亀輔(ながわかめすけ)作。安永6年(1777)大坂中の芝居初演。伊達(だて)騒動に取材。現行の台本はこれにおよび「伊達競阿国戯場(だてくらべおくにかぶき)」を折...