さほ‐がみ【佐保神】
「佐保姫(さほひめ)」に同じ。
さお‐がわ【佐保川】
⇒さほがわ(佐保川)
さほ‐がわ【佐保川】
奈良市春日山東方の石切(いしきり)峠に源を発し、市内の北部を流れ、大和郡山市で初瀬(はせ)川と合し大和川となる川。古歌によくよまれた。さおがわ。[歌枕]「—の川波立たず静けくも君にたぐひて明日さ...
さお‐ひめ【佐保姫】
⇒さほひめ(佐保姫)
さほ‐ひめ【佐保姫】
1 春をつかさどる神。佐保山は奈良の都の東方にあり、方角を四季に配すれば春にあたるところからいう。春の女神。佐保神。さおひめ。《季 春》「—の眠や谷の水の音/東洋城」→竜田姫(たつたひめ) 2 ...
さお‐やま【佐保山】
⇒さほやま(佐保山)
さほ‐やま【佐保山】
奈良市北部、佐保川の北側にある丘陵。京都府との境をなす。西部の佐紀(さき)山と合わせて古くは奈良山と呼んだ。さおやま。[歌枕]「—にたなびく霞見るごとに妹を思ひ出で泣かぬ日はなし」〈万・四七三〉
さや‐じ【佐屋路】
東海道の脇街道の一。七里の渡しの別ルートで、熱田から万場(まんば)・佐屋を経て木曽川を舟で下り、桑名に出る道。
さや‐の‐なかやま【小夜の中山/佐夜の中山】
⇒さよのなかやま
さよ‐の‐なかやま【小夜の中山/佐夜の中山】
静岡県掛川市の日坂(にっさか)から島田市菊川までの坂道。旧東海道の難所。夜泣き石伝説で知られる。さやのなかやま。[歌枕]「岩がねのとこに嵐をかたしきてひとりや寝なむ—」〈新古今・羇旅〉