こころ‐の‐いとま【心の暇】
1 心に屈託のない時。心の休まる時。心の余裕。「いとど御—なけれど」〈源・賢木〉 2 口に出さないで、心でひそかにするいとまごい。「別当の御坊によそながら心のおいとま申せしが」〈浄・扇八景〉
こちん‐こちん
[形動] 1 物が乾いたり凍ったりして、かたいさま。「—に凍る」 2 緊張して心に余裕がないさま。「面接試験で—になる」
こっこ‐よゆうきん【国庫余裕金】
一会計年度の途中で、収入と支出との時期のずれ、支出の節約、収入の自然増などによって、国庫に一時的に生じる余裕金。
後生(ごしょう)は徳(とく)の余(あま)り
一生懸命に徳行を積めば、おのずから極楽往生の願いもかなえられるものであるということ。一説には、後生を願うための信心も、暮らし向きに余裕があってこそできるということ。
ざいせいちょうせい‐ききん【財政調整基金】
地方公共団体が年度間の財源の変動に備えて積み立てる基金。財源に余裕がある年度に積み立てておき、災害など必要やむを得ない理由で財源不足が生じた年度に活用する。地方財政法に規定。財政調整基金積立金。
ざいせいりょく‐しすう【財政力指数】
地方公共団体の財政力を示す指数。基準財政収入額(標準的な地方税収)を基準財政需要額(行政事務の必要経費)で割った数値の過去3年間の平均値。数値が高いほど、自主財源の割合が高く財政状況に余裕がある...
しゃかいふくしじゅうじつ‐ざんがく【社会福祉充実残額】
社会福祉法人の内部留保から、事業の継続に必要な財産や運転資金を除いたもの。社会福祉事業や公益事業に充てることが義務付けられている。余裕財産。
しゃく‐しゃく【綽綽】
[ト・タル][文][形動タリ]落ち着いてゆとりがあるさま。ゆったりとしてこせつかないさま。「余裕—たる態度」「手も汚さず汗も出さず、—として刈ってるが」〈左千夫・隣の嫁〉
しゃく‐ぜん【綽然】
[ト・タル][文][形動タリ]ゆったりとして余裕のあるさま。綽々。悠然。「許多(あまた)の著作を成就して—として余地ありしなれ」〈中村訳・西国立志編〉
しゅんぷう‐たいとう【春風駘蕩】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 春風がのどかに吹くさま。「—たる穏やかな日和」 2 物事に動じないで余裕のあるさま。ゆったりとのんびりしているさま。「—たる大人(たいじん)」