よ‐どく【余毒】
あとあとまで残る害毒。また、後々まで残る災い。
よ‐なん【余難】
そのほかの災難。後に残る難儀。
よ‐ねつ【余熱】
1 さめないで残っている熱気。ほとぼり。「ボイラーの—を利用する」 2 残暑。「—いまだ尽きざるほどなれば、往還の旅人多くたちよりて涼みあへり」〈東関紀行〉
よ‐ねん【余年】
残りの寿命。余命。余生。「平安に—を送りしが」〈中村訳・西国立志編〉
よ‐ねん【余念】
ほかの考え。余計な考え。他念。
余念(よねん)が無(な)・い
1 ほかのことを考えず、一つのことに熱中する。「自伝の執筆に—・い」 2 少しも邪念がない。たわいがない。「添寝の保は余念も無い顔をして」〈紅葉・多情多恨〉
よねん‐な・い【余念無い】
[形][文]よねんな・し[ク]一つのことに精神を集中して、他のことを考えないさま。「—・く観察する」
よ‐の‐ぎ【余の儀】
「余の儀にあらず」などと否定表現を伴って用い、次に述べる事柄を強調する。別の理由。「君を呼んだのは—ではない」
よ‐は【余波】
1 波の立つ原因が去ったあとも残っている波。「台風の—」 2 ある事柄が周囲のものに影響を及ぼすこと。また、その影響。とばっちり。「列車事故の—で観光客が激減する」
よ‐はい【余輩/予輩】
[代]一人称の人代名詞。わたし。また、われわれ。「此度—の故郷中津に学校を開くに付」〈福沢・学問のすゝめ〉