なが‐あみ【長編み】
鉤針(かぎばり)編みの一。針に一度糸を掛けて下の鎖目を拾い、二目ずつ二度引き抜いて長い編み目を作る。
なが・む【詠む】
[動マ下二]《「長む」の意からという》 1 声を長く引く。また、声を長く引いて詩歌などをよむ。「女房の舟中に忍びたる声にて、淀の渡のまだよふかきにと—・められたりし」〈十訓抄・一〉 2 詩歌・俳...
ながめ【詠め】
詩歌を口ずさむこと。また、詩歌を作ること。「摂政公の—に(心ヲ)奪はれ」〈笈の小文〉
なし‐うち【梨子打ち】
《「な(萎)やしう(打)ち」の音変化。柔らかに作る意》「梨子打ち烏帽子(えぼし)」の略。
なしじ‐うるし【梨子地漆】
梨子地に用いる、黄色味を帯びた透明度の高い漆。生漆(きうるし)に雌黄(しおう)・梔子(くちなし)などを加えて作る。
なぞら・える【準える/准える/擬える】
[動ア下一][文]なぞら・ふ[ハ下二] 1 ある物事を類似のものと比較して、仮にそれとみなす。擬する。なずらえる。「人生を航海に—・える」 2 まねて作る。にせる。なずらえる。「正倉院に—・えた造り」
なつ‐ばおり【夏羽織】
夏に着る単(ひとえ)の羽織。絽(ろ)・紗(しゃ)・麻などの薄物で作る。《季 夏》「側に置きて着ぬことはりや—/太祇」
なつめ【棗】
1 クロウメモドキ科の落葉高木。葉は卵形で、3本の脈が目立ち、互生する。夏、黄緑色の小花をつけ、楕円形の実を結び、暗赤褐色に熟す。実は食用に、また漢方で乾燥させたものを大棗(たいそう)といい、強...
な‐びと【汝人】
[代]《「なひと」とも》二人称の人代名詞。おまえ。「能(よ)く園を作るや—」〈允恭紀〉
なま‐めかし・い【艶めかしい】
[形][文]なまめか・し[シク]《動詞「なまめく」の形容詞化》 1 姿やしぐさが色っぽい。あだっぽい。「—・い声」「—・くしなを作る」 2 清新でみずみずしい。若々しい。「あてに—・しう、二月ば...