しゃおん‐し【謝恩使】
江戸時代に、琉球が王の代替わりごとに幕府に派遣した使節。→慶賀使
しゅご‐し【守護使】
中世、守護から派遣されて、その領国で検断、判決の強制執行、段銭(たんせん)の徴収などに当たった臨時の使者。守護所使。しゅごつかい。
しゅりきゅうじょう‐し【修理宮城使】
平安時代以降、宮城の外郭などの修理・造営をつかさどった令外(りょうげ)の官。
しょうきゃく‐し【掌客使】
奈良・平安時代、大饗(たいきょう)のとき、出席の貴人を迎えて、前駆をつとめた役。
しょう‐し【詔使】
古代、詔書を諸国・諸司に伝達した使者。
しょうぜいちょう‐し【正税帳使】
律令制で、四度(しど)の使いの一。毎年、諸国から正税帳を中央政府へ提出した使者。正税使。税帳使。
しん‐し【信使】
外国からの使者。使節。「—来(きた)らん時、川崎の駅に出むかふべし」〈折たく柴の記・中〉
しん‐し【神使】
《「じんし」とも》神のつかい。ふつう、その神に縁故のある鳥獣虫魚である場合が多い。例えば、稲荷神の狐、八幡神の鳩、春日明神の鹿、熊野権現の烏、日吉(ひえ)山王の猿など。つかわしめ。
しんぜん‐たいし【親善大使】
国家間・地域間・組織間などの親善のために、式典に参加したり宣伝活動を行ったりする役目。また、それに任じられた人。「ユネスコ—」
じっけん‐し【実検使】
古代・中世、訴訟・災害・刑事事件などが起こったとき、実情を調査し、報告するために派遣された臨時の職。