せい‐し【青侍】
《「あおさぶらい」の音読》公家に仕える六位の侍。「源中納言雅頼卿のもとに候ひける—が」〈平家・五〉
そと‐さぶらい【外侍】
「遠侍(とおさぶらい)」に同じ。「—には若侍其の数来り集まれり」〈盛衰記・三九〉
てら‐ざむらい【寺侍】
江戸時代、門跡寺院など格式の高い寺に仕えた武士。
てん‐じ【典侍】
1 ⇒ないしのすけ 2 明治以後、宮中に仕える女官。尚侍(しょうじ)の次位。
とお‐さぶらい【遠侍】
武家の屋敷で、主屋から遠く離れた中門のわきなどに設けられた警護の武士の詰め所。とおさむらい。外侍(そとさぶらい)。→内侍(うちさぶらい)
とざま‐ざむらい【外様侍】
江戸時代、外様大名の家来。
とも‐ざむらい【供侍】
供として従う侍。
ない‐し【内侍】
1 内侍司(ないしのつかさ)の女官の総称。また特に、掌侍(ないしのじょう)のこと。 2 斎宮寮(さいぐうりょう)の女官。 3 厳島(いつくしま)神社に仕えた巫女(みこ)。
ないし‐の‐かみ【尚侍】
内侍司(ないしのつかさ)の長官。もと従五位相当、のち従三位相当。天皇に近侍して、奏請・伝宣などをつかさどったが、のちには女御(にょうご)・更衣(こうい)に準じて後宮に列するようになった。しょうじ。
ないし‐の‐じょう【掌侍】
内侍司(ないしのつかさ)の判官(じょう)。もと従七位相当、のち従五位相当。その第一位を勾当内侍(こうとうのないし)という。しょうじ。