こ‐どねり【小舎人】
1 平安時代、蔵人所(くろうどどころ)に属して殿上(てんじょう)の雑事に使われた者。殿上の童(わらわ)。 2 中世、幕府の侍所(さむらいどころ)に属して、雑用をした者。 3 「小舎人童(こどねり...
こ‐なんど【小納戸】
江戸幕府の職名。若年寄の支配に属し、将軍に近侍して、理髪・膳番(ぜんばん)・庭方・馬方などの雑務を担当した。小納戸方。→大納戸(おおなんど)
このえ‐の‐とねり【近衛舎人】
近衛府の下級職員。宮中の警護、天皇・皇族・大臣らの近侍などを務めた。近衛。
こ‐の‐は【木の葉】
1 樹木の葉。きのは。 2 落ち葉。枯れ葉。梢(こずえ)に散り残っている葉。《季 冬》「人待つや—かた寄る風の道/素堂」 3 《木の葉が風にたやすく散るところから》軽いもの、小さいものについてい...
こぼれ‐ざいわい【零れ幸い】
思いがけなく転がり込んできた幸運。僥倖(ぎょうこう)。「この鸚鵡のみは…—にて、今も飼われ侍り」〈鴎外・文づかひ〉
こゆい‐えぼし【小結烏帽子】
小結の組紐をつけた侍烏帽子(さむらいえぼし)。
こ‐よい【今宵】
1 今夜。今晩。「—の月」 2 翌朝になってからみて、昨夜のこと。ゆうべ。「—の風にも、あくがれなまほしく侍りつれ」〈源・野分〉
こわ‐らか【強らか】
[形動ナリ] 1 手触りがかたいさま。ごわごわしているさま。「練り色の衣の—なるを着て」〈今昔・二二・七〉 2 荒々しいさま。無骨なさま。「片田舎の侍(さぶらひ)どもの、—にて」〈平家・一〉
ご【期】
1 とき。おり。期限。「この—に及んで」 2 際限。限度。「申すべきことは—もなく侍るを」〈大鏡・道長下〉 3 死ぬとき。最期。臨終。「きのふより心も弱り身も苦しみて、さらに—を待つばかりなり」...
ごう‐し【郷士】
江戸時代、武士の身分のまま農業に従事した者。また、武士の待遇を受けていた農民。平時は農業、戦時には軍事に従った。郷侍(ごうざむらい)。