し‐つ・く【仕付く/為付く】
[動カ四]しなれている。しつけている。しつける。「若き時より—・き給へらむこと」〈宇津保・内侍督〉
[動カ下二]「しつける」の文語形。
しとみ‐や【蔀屋】
「蔀1」を立て回して囲った仮屋。「—より見渡したれば」〈弁内侍日記〉
し‐はらみつ【四波羅蜜】
仏語。涅槃(ねはん)に備わる四つの徳。常・楽・我・浄、すなわち、永遠であること、安穏であること、主体的であること、清浄であること。
金剛界曼荼羅(まんだら)で、大日如来に近侍している四人の女...
しめ‐じめ
[副] 1 しっとりとぬれるさま。「しぐれつつうつろふ見れば菊の花色を—降る雨にぞ有りける」〈源順集〉 2 もの静かに沈んでいるさま。しんみり。「—と物語聞え給ふ」〈源・総角〉 3 静かに心を打...
しも‐さぶらい【下侍】
清涼殿の殿上(てんじょう)の間の南にある、侍臣の詰め所。遊宴の場所でもあった。
しも‐ざむらい【下侍】
身分の低い侍。
しゃか‐さんぞん【釈迦三尊】
釈迦を中心として、左右に脇侍(きょうじ)の二菩薩(ぼさつ)を配した仏像配置の形式。脇侍には文殊・普賢の二菩薩が多いが、薬王・薬上の二菩薩、禅宗の迦葉・阿難などがある。
しゅう‐い【拾遺】
1 漏れ落ちたものをひろって補うこと。また、そうしてつくったもの。 2 《「じゅうい」とも》侍従の唐名。 3 中国で、君主を助けて、その過失をいさめ補うこと。また、その官。拾遺補闕(ほけつ)...
しゅく‐しょ【宿所/宿処】
1 宿泊する所。やど。 2 住む家。すまい。「小さき家の侍るが、わらはが—なり」〈読・弓張月・残〉
しゅっせ‐しゃ【出世者】
1 世を捨てて仏道に入った者。出家。僧侶。 2 持仏堂などの法事を勤める僧。「数輩の童形、—、坊官、侍僧に至るまで」〈平家・七〉