じ‐ぎ【時儀】
1 時候のあいさつ。時宜。 2 礼儀。「侍の付き合ひは無礼を戒め—を本とし」〈仮・浮世物語・一〉
じげ‐にん【地下人】
1 「地下(じげ)1」に同じ。 2 「地下(じげ)2」に同じ。「侍は知行を取り上げられ、—は身上衰へて田地を売りて」〈仮・浮世物語・五〉 3 「地下(じげ)3」に同じ。「国々の兵(つはもの)に、...
じ‐こう【侍講】
1 君主に対して学問を講じること。また、その人。侍読。 2 明治時代、天皇・東宮に和漢洋の書を講じた職。
じ‐し【侍史】
1 貴人のそばに仕える書記。右筆(ゆうひつ)。 2 《直接渡すのを遠慮して、右筆を通じて差し上げる意》手紙の脇付(わきづけ)の一。宛名に添えて敬意を表す。御侍史。
じ‐しゃ【侍者】
1 貴人のそばに仕えて雑用を務める者。おそば。おつき。 2 仏・菩薩また師僧などに近侍する者。 3 キリスト教で、ミサのときに司祭を手伝い進行の補佐をする者。
じ‐しん【侍臣】
《古くは「ししん」とも》君主のそばに仕える家来。おそばづき。近侍。
じ‐じじゅう【次侍従】
律令制で、正員の侍従のほかに、八省その他の諸官から四位・五位の中で年功のある者を選任して置いた職。
じ‐じゅう【侍従】
1 君主のそばに仕えること。また、その人。 2 明治2年(1869)以後、宮内省、のち宮内庁内に置かれた侍従職の職員。 3 律令制で、中務(なかつかさ)省に属し、天皇に近侍した官人。おもとびと。...
じじゅう‐しょ【侍従所】
平安時代、大内裏の中にあった侍従の詰め所。外記局(げききょく)の南に位置した。
じじゅう‐だい【侍従代】
平安時代、朝儀に際して臨時に侍従の役を務める者。多く、少納言が任ぜられた。