く‐ぎょ【供御】
⇒くご(供御)1
く‐ご【供御】
《「ぐご」とも》 1 天皇の飲食物、時には、上皇・皇后・皇子の飲食物をいう語。武家時代には将軍の飲食物をもいった。くぎょ。 2 飯(めし)をいう女房詞。
くご‐いん【供御院】
平安時代、宮内省大炊寮(おおいりょう)に属し、畿内の料地から収納した供御の稲穀を取り扱った役所。
くご‐かた【供御方】
室町幕府の職名。供御所の役人で、将軍の日常の膳部を調えるもの。
くご‐しょ【供御所】
室町幕府で、将軍の食事を調理した所。
くご‐にん【供御人】
平安時代から室町時代にかけて、朝廷に属し、天皇の飲食物を貢納していた人々。のち、通行・交易の特権や販売独占権を与えられる者も出た。禁裏供御人。
こ‐ご【供御】
《「くご」の音変化》食事。「釈迦様の開帳の、相伴やらお—やら」〈浄・女腹切〉