かい‐よせ【貝寄せ】
陰暦2月20日前後に難波の浦に貝を吹き寄せる西風。2月22日(現在は5月22日)の大阪四天王寺の聖霊会(しょうりょうえ)の供養の飾り物を、難波の浦に吹き寄せられた貝殻で作るところからいう。《季 ...
かど‐おくり【門送り】
1 葬送の際、喪家には行かず自分の家の門口で見送ること。 2 帰る人を門口まで見送ること。「悲しむ母の—、景清も跡を見返りて」〈謡・大仏供養〉
かど‐ちゃ【門茶】
陰暦7月初旬から24日まで、寺や個人の家の門前で茶を入れて通行人に施すこと。死者の供養に行うもの。摂待(せったい)。《季 秋》
かね‐くよう【鐘供養】
1 新たに梵鐘(ぼんしょう)を鋳造した際に行う供養。多くは女子がつき初めを行う。 2 寺にある梵鐘の供養。多く、晩春に行われる。《季 春》「畠打や木の間の寺の—/蕪村」
かわ‐せがき【川施餓鬼】
水死人の霊を弔うために、川岸や舟の上で行う施餓鬼供養。《季 秋》
かん‐かん【閑官】
仕事の少ない、あまり重要でない官職や官吏。「この人、—の昔、五部の大乗経を一字三礼に書き供養して」〈太平記・一三〉
かんのん‐ぐ【観音供】
宮中で毎月18日に行われた、観音を供養する法会。
がき‐だな【餓鬼棚】
盂蘭盆に、無縁仏を供養するために設ける棚。祖霊を迎える盆棚とは別に作られる。無縁棚。
がっ‐ぱい【月牌】
毎月の死者の忌日に供養してもらうため、回向料を添えて寺院に預ける位牌。
がん‐とう【雁塔】
古代インドのマガダ国にあった雁供養の塔。菩薩(ぼさつ)が浄肉を食う僧を戒めようとして雁に化し、空から落ちて死んだ跡に塔が建てられたという「大唐西域記」の故事による。
中国、西安市にある大慈恩...