くご‐にん【供御人】
平安時代から室町時代にかけて、朝廷に属し、天皇の飲食物を貢納していた人々。のち、通行・交易の特権や販売独占権を与えられる者も出た。禁裏供御人。
く‐ぶつ【供仏】
《「ぐぶつ」とも》仏に物を供えて供養すること。「—施僧のいとなみも」〈平家・九〉
く‐まい【供米】
神仏に供える米。くましね。
く‐もつ【供物】
《「ぐもつ」とも》神仏に供える物。供養物。お供え。おそなえもの。
きょう‐よう【供養】
⇒くよう(供養)
く‐よう【供養】
[名](スル)《(梵)pūjanāの訳。「きょうよう」とも》 1 死者の冥福を祈って法会を営むこと。また、開眼供養・鐘供養・経供養など寺院の仏教行事をもいう。供養会(くようえ)。「先祖の—をする...
くよう‐とう【供養塔】
供養のために建てる塔。石塔婆・層塔など。
くよう‐ほう【供養法】
仏語。 1 密教で、仏・菩薩(ぼさつ)・天部などの諸尊や経を供養するためにする行法(ぎょうほう)。また、その仕方を記したもの。 2 三宝・父母・師長・死者などに対して行う供養の法式。
く‐りょう【供料】
供養とする金品。「これに夏冬の法服を賜(た)び、—をあてたびて」〈大鏡・実頼〉
ぐ‐さい【供祭】
神仏に物を供えて祭ること。また、その供物(くもつ)。お供え。「一つの棚にはやうやうの—をいろいろにすゑて」〈著聞集・一一〉