えっ‐そ【越俎】
《「荘子」逍遥遊の、料理人が仕事を怠けても、神官が俎(まないた)をうばって料理人の代わりをすることはないという故事から》自分の職分をこえて、他人の事にまで口出しや干渉をすること。
ござっそ【五雑俎/五雑組】
中国、明末の随筆。16巻。謝肇淛(しゃちょうせい)著。1619年成立。明代の政治・経済・文化・科学などを、天・地・人・事・物の5類に分けて考証したもの。
そ【俎】
古代中国の祭器の一。いけにえの肉をのせる脚つきの木製の台。
そ【俎】
[音]ソ(呉) [訓]まないた 1 いけにえを載せる台。「俎豆(そとう)/樽俎(そんそ)」 2 料理をする台。まないた。「俎上/鼎俎(ていそ)」
そん‐そ【樽俎/尊俎】
酒樽(さかだる)といけにえを載せる台。転じて、酒や料理の出る宴席。
てい‐そ【鼎俎】
1 かなえと、まないた。ともに料理に使う道具。 2 かなえで煮られ、まないたの上で切られること。死ぬべき運命にあることのたとえ。
とう‐そ【刀俎】
庖丁とまないた。
まな‐いた【俎板/俎】
《「真魚板」の意》包丁で切る際に下に置く板や台。
ゆうようざっそ【酉陽雑俎】
中国、唐代の随筆集。20巻、続集10巻。段成式(だんせいしき)著。860年ごろ成立。古今の神話・伝説・故事・風俗・儀礼など多分野にわたる異聞を記す。