そば‐つぎ【側次/傍続】
1 武家時代の衣服の一。袖なし羽織のように作り、上着や鎧(よろい)の上に着用。能装束としても用いる。 2 小直衣(このうし)の別名。
そば‐づえ【側杖/傍杖】
けんかのそばにいて打ち合う杖で打たれること。転じて、自分と関係のないことのために被害を受けること。とばっちり。
側杖(そばづえ)を食(く)・う
自分と関係のないことで思わぬ災難を受ける。「他人のけんかの—・ってけがをする」「事故の—・って待ち合わせに遅れる」
そば‐づかえ【側仕え】
主君のそば近くに仕えること。また、その人。そばづとめ。
そば‐づとめ【側勤め】
「側(そば)仕え」に同じ。
そば‐はら【側腹】
1 横腹。わきばら。「宮の左の御—に矢一筋たちければ」〈平家・四〉 2 《「そばばら」とも》妾(めかけ)から生まれること。また、その人。めかけばら。〈日葡〉
そば‐ひら【側平】
かたわら。そば。わき。「その山の—を巡れば」〈竹取〉
そば‐みち【側道】
本道に沿った狭い道。間道。
そば・む【側む】
《名詞「そば(側)」の動詞化》 [動マ四] 1 横を向く。わきを向く。「尼君を恥ぢらひて、—・みたるかたはらめ」〈源・宿木〉 2 片隅に寄る。横に寄る。「恥ぢしらひて遠く—・みて居たれば」〈今...
そば‐む・く【側向く】
[動カ四]横を向く。「少し—・きたる姿、まことにらうたげなり」〈宇治拾遺・一〇〉 [動カ下二]横へ向ける。「何とて我より御顔を—・け給ふぞ」〈ぎやどぺかどる・上〉