けが‐あやまち【怪我過ち】
思いがけない過ち。偶然の過失。そそう。「心もとなや、我が夫(つま)に—の知らせの夢と」〈浄・薩摩歌〉
けってい‐ろん【決定論】
哲学で、一切の事象、特に自由と考えられている人間の意志やそれに基づく行為は、何らかの原因によってあらかじめ全面的に決定されているとする説。必然論。デターミニズム。→偶然論
こじんばいしょうせきにん‐ほけん【個人賠償責任保険】
偶然の事故により他人に損害を与えてしまい、損害賠償責任を負ったときにその賠償金を塡補する保険。故意による他害や名誉毀損などによる損害賠償責任の場合は適用外。
此(こ)れ幸(さいわ)いと
偶然生じたあることをするのに都合のよい状況を逃さないさま。「上司の外出を—仕事をサボる」
コンティンジェンシー【contingency】
偶然性。また、偶然の出来事。
ごさ‐ぶんぷ【誤差分布】
数学で、誤差の値とその度数の分布。同一大の正負の誤差(偶然的誤差)が同程度に生じるところから、誤差分布は正規分布となる。
さいのひとふり【賽の一振り】
マラルメの詩「骰子一擲(とうしいってき)」の別題。作品の縦軸となる詩句「賽の一振りは決して偶然を排することはないだろう(Un Coup de dés jamais n'abolira le ha...
サウンド‐アート【sound art】
作曲・演奏・聴取という音楽の文脈を取り払って、音それ自体を体験することを目的とする芸術形態。エレクトロニクスを利用して音のもととなる空気の振動そのものを体験する、屋外に設置した装置に水力・風力な...
し‐こう【試行】
[名](スル) 1 ためしにやってみること。試みにすること。「新教授法を—する」「—期間」 2 さいころを振る実験のように、同一の条件のもとで繰り返しのきく実験や観測を試みること。多く、結果が偶...
しぜん‐はっせい【自然発生】
1 生物が無生物から発生しうるという説。19世紀後半にパスツールによって否定されたが、生命の起源については否定されていない。偶然発生(説)。自然発生説。 2 人為によらず、自然に生じること。「同...