かさ‐ぼこ【傘鉾/笠鉾】
祭礼の飾り物で、大きな傘の上に鉾・なぎなた・造花などを飾りつけたもの。
かさぼこ‐ぐも【傘鉾雲】
南の空に現れる、傘を開いたような形の雲。風の吹く前兆とされる。
かさ‐ぼね【傘骨】
からかさ・こうもりがさなどの、ほね。傘の骨。
かさ‐もち【傘持ち】
長柄の傘を持ち、貴人の行列などの供をした人。
かさ‐や【傘屋/笠屋】
傘または笠を作ったり、売ったりする人。また、その店。
から‐かさ【傘/唐傘】
《唐風のかさの意》割り竹の骨に紙を張って油をひき、柄をつけてろくろで開閉できるようにしたかさ。さしがさ。
からかさ‐いっぽん【傘一本】
僧が破戒の罪で寺を追放されること。傘1本を持つことだけは許されたところからいう。「諸山の浮気坊主の心を蕩(とら)かし…後—になる時」〈浮・曲三味線・一〉
からかさ‐てい【傘亭】
京都高台寺にある利休好みの茶屋。桃山時代の遺構。天井が傘を広げたようなようすからの命名。安閑窟。
からかさ‐れんばん【傘連判】
大勢の人が連署するとき、一つの円の周囲に放射状に署名を連ねること。また、その証文。首謀者を隠し、あるいは平等に責任を負い、団結する意志を示す。
さん【傘】
[常用漢字] [音]サン(呉)(漢) [訓]かさ からかさ 〈サン〉 1 かさ。「傘下/鉄傘・落下傘」 2 (略字「仐」の分析から)八十歳。「傘寿」 〈かさ(がさ)〉「雨傘・番傘・日傘」