いほ‐かく【衣鉢閣】
禅宗で、開山または歴代名僧の遺品・衣鉢などを納めてある蔵。えはつかく。
いみ‐ことば【忌み詞/忌(み)言葉】
1 宗教的な理由から、また縁起をかついで、使うのを避ける言葉。古くは斎宮で「仏」「経」などを、民間で婚礼のときに「去る」「帰る」、正月の三が日に「坊主(ぼうず)」「箒(ほうき)」などを忌んだ。 ...
いもほり‐ぼうず【芋掘り坊主】
《芋を掘るよりほかに能のない僧の意から》無学の僧をののしっていう語。芋掘り僧。芋掘り僧都(そうず)。「かく浅ましき—」〈浄・松風村雨〉
いる【沃る】
[動ヤ上一]水などを注ぐ。かける。浴びせる。「僧は腰に湯をいさせて」〈今昔・二〇・二〉
いるかせ【忽せ】
[形動ナリ]おろそかなさま。いい加減であるさま。ゆるがせ。「何ぞ僧を—にせんや」〈今昔・一七・一一〉
いん【院】
[音]イン(ヰン)(慣) [学習漢字]3年 1 役所・学校など、公共性のある施設・機関。「院長・院内/医院・開院・学院・議院・貴族院・寺院・修道院・上院・僧院・登院・病院・衆議院・大学院・養老院...
いん‐か【印可】
[名](スル) 1 密教や禅宗で、師僧が弟子に法を授けて、悟りを得たことを証明認可すること。 2 武道・芸道などで、極意を得た者に与える許し。免許。
いん‐ごう【院号】
1 上皇に対する尊称。「高倉院」「後鳥羽院」など。 2 皇太后・准母など皇族の女性で、上皇に準じた待遇を受ける人への尊称。「建礼門院」「東三条院」など。 3 その人の建てた菩提寺(ぼだいじ)や居...
いんじゃ‐ぶんがく【隠者文学】
中世における隠者や僧侶による和歌・日記・随筆などの自照的な文学。西行・鴨長明・兼好らが代表的作家。中古の能因、近世の芭蕉などを含めていうこともある。
いんじょう‐あじゃり【引請阿闍梨】
僧が得度受戒または灌頂(かんじょう)入壇するとき、これを引導し、本師に請うて受戒または受法させる役僧。