あん‐ちゃん【兄ちゃん】
《「あに(兄)さん」の音変化》 1 自分の兄に対する愛称。 2 若い男を気安く呼ぶ語。「近所の—」 3 遊び人風の若い男。「街の—」
アンティゴネ【Antigonē】
ギリシャ神話で、テーベ王オイディプスの娘。盲目の父に従い各地を放浪、のちテーベに戻り、叔父クレオン王の命にそむいて反逆者として戦死した兄を葬ったため、洞窟(どうくつ)に閉じ込められて自殺した。ソ...
いい‐あわ・す【言(い)合(わ)す】
[動サ五(四)]「言い合わせる1」に同じ。「私たちは—・さないでも知ることができた」〈有島・溺れかけた兄弟〉
[動サ下二]「いいあわせる」の文語形。
いえ【家】
1 人の住むための建物。すまい。家屋。「—を建てる」 2 自分の住んでいる建物。うち。自宅。「あすは—にいます」「友人を—に招く」 3 夫婦・親子・兄弟など血縁の近いものが生活を共にする小集団。...
いがごえ‐の‐あだうち【伊賀越の仇討ち】
寛永11年(1634)岡山藩士渡辺数馬(わたなべかずま)が義兄荒木又右衛門(あらきまたえもん)とともに、父(一説に弟)のかたき河合又五郎(かわいまたごろう)を伊賀上野で討った事件。赤穂(あこう)...
いがみ‐あ・う【啀み合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 動物が互いに吠(ほ)えたりかみついたりする。「牙をむいて犬が—・う」 2 互いに敵意をもって激しく争う。「兄弟が—・う」
いきているユダ【生きているユダ】
尾崎秀樹による実名小説。昭和34年(1959)刊。著者の兄である尾崎秀実が検挙・処刑されるに至ったゾルゲ事件を描く。
いき‐わか・れる【生(き)別れる】
[動ラ下一][文]いきわか・る[ラ下二]肉親などが生きたままで離れ離れになる。「小さいときに—・れた兄」
いざりかつごろう【躄勝五郎】
浄瑠璃「箱根霊験躄仇討(はこねれいげんいざりのあだうち)」の主人公。天正18年(1590)兄の仇討ちをした飯沼勝五郎がモデルとされる。
いしぶみ【碑】
中山義秀の歴史小説。昭和14年(1939)発表。同年刊行。幕末から明治維新に至る激動の時代を背景に、剣術に秀でた士族の兄弟の数奇な運命を描く。