さき‐じ【先地】
洋服などを注文する際、客が生地を持参すること。また、その生地。
さき‐じょう【先状/前状】
為替金などを送る前に、その旨を伝える通知状。
さき‐ぜめ【先攻め】
「先攻(せんこう)」に同じ。⇔後(あと)攻め。
さき‐ぞなえ【先備え】
本陣の前に備える軍隊。先頭に立つ部隊。先鋒(せんぽう)。先手(さきて)。
さき‐ぞめ【先染(め)】
織物を織る前の糸、または紡績する前の繊維を染色すること。⇔後(あと)染め。
さき‐ぞり【先反り】
刀の反りの中心が、中程より先にあるもの。室町時代以降のものに多い。→腰反り
さき‐だか【先高】
株価や商品の値段が将来高くなる見込みであること。「—を見越す」⇔先安。
さき‐だち【先太刀】
何人かで人を斬るとき、最初に斬りつけること。初太刀(しょだち)。
さき‐だち【先立ち】
先に立って人を導くこと。行列の先頭に立つこと。また、その人。「誰やらお客でも—して来る様子である」〈小杉天外・魔風恋風〉
さき‐だちん【先駄賃】
駄賃を前もって支払うこと。また、その金銭。「—借(か)ったらもどして、はや出てうせい」〈浄・孕常盤〉