いでんし‐ちりょう【遺伝子治療】
患者の細胞から遺伝子疾患の原因となる遺伝子を除去したり、そのはたらきを抑制したり、外部から正常な部分を補ったりする治療法。1990年、米国で初めて免疫不全症候群の一つであるアデノシンデアミナーゼ...
イピリムマブ【Ipilimumab】
免疫チェックポイント阻害剤の一つ。T細胞の表面に発現して免疫反応を抑制するCTLA-4という受容体と結合し、がん細胞に対する攻撃力を回復させる。商品名ヤーボイ。→ニボルマブ
イミュニティー【immunity】
1 免疫。免疫性。抗原や疾患に対する免疫学的な抵抗力。 2 電子機器がもつ、外部からの電磁妨害や雑音に対する耐性。静電気放電や無線電波、瞬間的な電流の急増や減少に対し、誤作動を起こしにくい性質の...
イムノグロブリン【immunogloblin】
⇒免疫グロブリン
インターロイキン【interleukin】
リンパ球が産生する、免疫応答の調節に関与する物質。T細胞やマクロファージの増殖・活性化、B細胞の分化、インターフェロン分泌促進などの作用を示す。インターリューキン。IL。
インフルエンザ‐ウイルス【influenza virus】
インフルエンザを起こすウイルス。A型・B型・C型の3種類に大別される。A型とB型は伝播力が強く、大きな流行を起こすことがある。A型ウイルスは、ウイルスの表面に突出するヘマグルチニン(HA)とノイ...
ウイルスベクター‐ワクチン【virus vector vaccine】
無毒または弱毒性のウイルスに病原体の遺伝子を組み込んだワクチン。接種すると細胞内で抗原たんぱく質がつくられ、免疫が得られる。→ベクター2
ウイルスよう‐りゅうし【ウイルス様粒子】
見かけ上、ウイルスと似た外部構造をもつ構造体。通常、ウイルスはカプシドというたんぱく質でできた殻の中に、遺伝子(DNAやRNAなどの核酸)を収めている。一方、ウイルス様粒子はカプシドの殻もつが遺...
ウェゲナー‐にくがしゅしょう【ウェゲナー肉芽腫症】
《Wegener's granulomatosis》副鼻腔炎(蓄膿(ちくのう)症)のような症状に引き続き、肺炎・腎炎・血管炎など多彩な異常をきたす進行性の腫瘍(しゅよう)性疾患。予後不良の疾患と...
エイズ【AIDS】
《acquired immunodeficiency syndrome》エイズウイルス(HIV)が感染して起こる疾患。白血球のT細胞を破壊するため免疫機能が極度に低下、真菌症・ニューモシスチス肺...