いり‐おう【入(り)王】
「入玉(にゅうぎょく)」に同じ。
いり‐おんじょう【入(り)音声】
舞楽で、当曲を舞いおわって舞人が退場するときに奏する楽。
いり‐かわり【入り代(わ)り/入り替(わ)り】
「入れ代わり1」に同じ。「正午(ひる)に周三が退けて来ると—に出懸けて」〈紅葉・二人女房〉
いりかわり‐たちかわり【入り代(わ)り立ち代(わ)り】
[副]「入れ代わり立ち代わり」に同じ。「町の者村の者—年始に来ては」〈蘆花・思出の記〉
いり‐かわ・る【入り代(わ)る/入り替(わ)る】
[動ラ五(四)]「入れ代わる」に同じ。「あの年増めを見送って、—・ってくるは若いのか」〈鏡花・歌行灯〉
いり‐がた【入(り)方】
《「いりかた」とも》中にはいろうとするころ。特に、日や月などが没しようとするころ。「日の—に宿に着いた」
いり‐がわ【入(り)側】
《「いりかわ」とも》 1 書院造りで、濡れ縁と座敷の間にある1間(けん)幅の通路。畳敷きとした場合は縁(えん)座敷ともいう。 2 「庇(ひさし)2」に同じ。 3 引き出しの左右にある側板。
いり‐ぎわ【入り際】
ある場所にちょうど入ろうとするところ。
いり‐くみ【入(り)組み】
1 物事が複雑に絡み合っていること。「二人にとっては、もう少し気持の—の深い問題には」〈里見弴・今年竹〉 2 地勢や権利の関係などで土地の境界が複雑なこと。また、その所。「給所給所の—にて、地割...
いり‐く・む【入(り)組む】
[動マ五(四)]物事がさまざまに交じり合って、複雑になる。こみいる。「—・んだ町並み」「—・んだ事情」