ゆ‐おけ【湯桶】
1 入浴の際に用いる、湯を入れる桶。 2 茶道具の一種。寒中、露地の蹲踞(つくばい)に湯を入れて出す桶。
ゆ‐か【斎甕/由加】
《斎(い)み清めた容器の意か》水・酒などを入れるための、かめ。多く、祭事などに用いられた。〈和名抄〉
ゆか‐もの【由加物/斎甕物】
神事の供え物を入れる器物。また、その供え物。
往(ゆ)く者(もの)は追(お)わず来(く)る者(もの)は拒(こば)まず
《「孟子」尽心下から》立ち去る者はあえて引きとめず、道を求めてくる者は、だれでも受け入れる。去る者は追わず、来(きた)る者は拒まず。
ゆ‐ぐち【湯口】
1 湯の出口。また、温泉のわき出る口。 2 鋳造で、溶けた金属を鋳型の枠に流し入れる口。垂直に流れ落ち、湯道へと続く。
ゆ‐こぼし【湯零し/湯翻し】
1 飲み残した湯茶などを捨てる容器。こぼし。 2 茶道で、茶碗を洗った湯を入れる容器。建水(けんすい)。こぼし。
ゆする‐つき【泔坏】
泔(ゆする)の水を入れる器。古くは土器、のちには漆器や銀器などを用いた。「いでし日つかひし—の水は、さながらありけり」〈かげろふ・上〉
ゆ‐とう【湯桶】
湯茶を入れる器。木製でつぎ口と柄(え)があり、多くは漆塗り。そば屋でそば湯を入れて用いたりする。
ゆ‐にゅう【輸入】
[名](スル) 1 外国の産物・技術などを自国に取り入れること。特に、外国の商品を自国へ買い入れること。「木材を—する」「並行—」⇔輸出。 2 運び入れること。「—麻疹(はしか)」
ゆ‐の‐こ【湯の子/湯の粉】
1 茶の湯で、懐石の終わりに出す練り湯に入れる焦げ飯や煎(い)り米。 2 釜底に焦げついた飯を粥(かゆ)にしたもの。「もはや—の便も切れ、露命すでに終らん事」〈浮・貧人太平記〉