く‐もん【公文】
1 律令時代の公文書(こうぶんしょ)の総称。諸国から中央政府に出した大計帳・正税帳・朝集帳・調庸帳を特に四度(しど)の公文という。 2 中世、荘園の文書の取り扱い、年貢の徴収などをつかさどった荘...
くもん‐じょ【公文所】
1 平安時代、諸国の国衙(こくが)で公文書を扱った役所。 2 平安時代、院・摂関家・寺院・荘園などで、主に所領・年貢の事務を執った所。 3 鎌倉時代、幕府の政務を扱った役所。のち、政所(まんどこ...
くもん‐ぶぎょう【公文奉行】
室町幕府の職名。禅寺関係の文書を扱った。
こう‐ぶん【公文】
政府や官庁などが職権として作成・発行する文書。公文書。
こう‐ぶんしょ【公文書】
国や地方公共団体の機関または公務員が、その職務上作成する文書。⇔私文書。
こうぶんしょ‐かん【公文書館】
歴史的に重要な公文書を一元的に保管し、一般に公開する機関および、その施設。
こうぶんしょかん‐ほう【公文書館法】
国や地方公共団体は歴史資料として重要な公文書等の保存・利用に関して適切な措置を講ずる責務を有するとし、公文書館の設置目的・あり方についての基本理念を規定した法律。昭和62年(1987)制定。→国...
こうぶんしょかんり‐いいんかい【公文書管理委員会】
公文書等の適切な管理に関して、専門的・第三者的な見地から調査審議を行うため、内閣府に設置された第三者機関。平成22年(2010)発足。
こうぶんしょかんり‐ほう【公文書管理法】
公文書を民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源とし、行政文書・法人文書の適切な管理、歴史公文書等の適切な保存・利用、公文書管理委員会の設置などに関する基本的事項を定めた法律。平成21年(200...
こうぶんしょぎぞう‐ざい【公文書偽造罪】
⇒公文書偽造等罪