こう‐きん【口琴】
弾力のある薄片の一端を口でくわえ、もう一方の端を振動させ、口腔内に共鳴させる楽器。金属や竹などさまざまな素材で作られ、世界中に分布する。ムックリ、琵琶笛(びやぼん)など。ジューズハープ。
こたい‐メーザー【固体メーザー】
誘導放出を起こす媒体として固体を用いるメーザー。多くの場合、常磁性共鳴を利用し、マイクロ波を増幅・発振する。
サイクロトロン‐きょうめい【サイクロトロン共鳴】
《cyclotron resonance》金属や半導体中の自由電子が磁場中で等速円運動を行い、この運動の角振動数に共鳴する電磁波を吸収する現象。
サウン【(ミャンマー)tzaung】
ミャンマーの撥弦楽器。舟形の共鳴胴をもつハープの一種で、16弦のものが一般的。座った膝の上に置き、主に右手の指ではじいて演奏する。サウン‐カウ。
サウンドボックス【soundbox】
1 弦楽器の共鳴箱。 2 旧式の蓄音機で、針の振動を受けて音を再生する装置。
サウンド‐ボディー【sound body】
弦楽器などの中空の共鳴胴。反響胴。
サロッド【(ヒンディー)sarod】
北インドの撥弦楽器。円形の革張りの胴にフレットなしの金属を張った棹(さお)がつく。弦は金属製の8本の主要弦および共鳴弦を張り、義甲で演奏する。
サンザ【sanza】
アフリカの体鳴楽器。細長い金属などの舌を箱状あるいは板状の共鳴体の上に並べて一端を固定し、中間に横棒を入れて先端を浮かせ、指ではじいて奏する。ムビラ。ンビラ。
サントゥール【(アラビア)・(ペルシア)・(トルコ)santur】
西アジアおよびインド、パキスタンの打弦楽器。台形をした共鳴箱の上に多数の弦を水平に張り、2本の桴(ばち)で打奏する。ダルシマーと同系統の楽器。→ダルシマー
サーランギ【(ヒンディー)sarangi】
北インドの擦弦楽器。全長約60センチ。箱状の胴に羊の皮を張り、主要演奏弦は4本で30〜40本ほどの共鳴弦をもつ。