とも‐かせぎ【共稼ぎ】
[名](スル) 1 ともに働いてそれぞれかせぐこと。「千両役者もとったりもなくてかなわぬ—」〈蘆花・思出の記〉 2 夫婦がそろって勤めに出て生計を立てること。共働き。「子供ができるまで—する」
とも‐がみ【共紙】
材質や色などが同一の紙。
とも‐ぎれ【共切れ/共布】
仕立てた衣類と同じ布地の切れ端。共地(ともじ)。ともぬの。
とも‐ぎんみ【共吟味】
仲間どうしで調べ合うこと。「私共も銘々身晴。—して…きっとお目にかけませう」〈浄・歌祭文〉
ともぐい【共喰い/ともぐい】
(共喰い)田中慎弥の小説。昭和の終わりの地方都市を舞台に、暴力と性、少年の鬱屈(うっくつ)を描く。平成23年(2011)発表。第146回芥川賞受賞。平成25年(2013)映画化。 (ともぐい...
とも‐ぐい【共食い】
[名](スル) 1 同じ種類の動物などが、互いに食い合うこと。「カマキリが—する」 2 同業者が、互いに利益を奪い合い、その結果、ともに損をすること。また、そのような状態。「与党候補どうしの—と...
とも‐しらが【共白髪】
白髪になるまで、夫婦がそろって長生きすること。また、その人。偕老(かいろう)。
とも‐じ【共地】
「共切れ」に同じ。
とも‐すぎ【共過ぎ】
1 人々が互いに助け合って生きていくこと。「相互ひ世は—に友千鳥」〈大句数〉 2 共働きして生活すること。「やうやう夫婦の—しかねるもあれば」〈浮・永代蔵・六〉
ともせん‐びん【共栓瓶】
実験器具で、栓と共通の材質でできた瓶。ふつうガラス製の瓶を指し、気密性を高めるため、接触部分に摺り合わせ処理が施されている。試薬の保存に用いられることが多い。→試薬瓶