おんな‐こうぶり【女冠】
宮中の女房が位階を与えられること。→男冠(おとここうぶり)
かうぶり【冠】
⇒こうぶり(冠)
蛙(かえる)の頰冠(ほおかむり)
《蛙の目は上についているので、ほおかむりをすれば目が隠れてしまうところから》目先のきかないことのたとえ。
か‐かん【加冠】
[名](スル) 1 昔、男子が元服のときに初めて冠をつけること。また、その儀式。初冠(ういこうぶり)。 2 元服する人に冠をかぶらせる役。また、その人。ひきいれ。
か‐かん【花冠】
一つの花の花びら全体。 [補説]書名別項。→花冠
かかん【花冠】
呉茂一によるギリシャ叙情詩の訳詩集。昭和22年(1947)みすず書房より刊行。昭和48年(1973)、紀伊国屋書店から刊行された版により、同年、第10回日本翻訳文化賞を受賞。
かがふり【冠】
1 かんむり。「次に投げ棄つる御—になれる神の名は」〈記・上〉 2 《古くは位階によって冠の色が違ったところから》位階。「このころの我が恋力(こひぢから)記し集め功(くう)に申さば五位の—」〈万...
かつお‐の‐かんむり【鰹の冠】
ヒドロ虫綱カツオノカンムリ科の腔腸動物。暖流とともに浮遊し、夏、太平洋岸でみられる。気胞体は長径約5センチの平たい楕円形で、この上に三角の帆を立てた形をし、周縁は青藍色、中央は無色。
かぶり【被り/冠】
1 かぶること。かぶるもの。「砂—」「薦(こも)—」 2 フィルム・印画紙を現像したときに、露光しなかった部分に生じる黒い曇り。 3 芝居・寄席などの終演。打ち出し。 4 芝居・寄席などの大入り...
かみ‐かぶり【紙冠】
陰陽師(おんようじ)や法師が、祈祷(きとう)のとき額につける三角の紙。中世以後、死者につけさせる風習が生じた。紙烏帽子(かみえぼし)。かみこうぶり。