つま‐どい【夫問ひ/妻問ひ】
恋い慕って言い寄ること。特に、男が女のもとへ通って求婚すること。「いにしへのますら壮士(をとこ)の相競ひ—しけむ葦屋(あしのや)の菟原処女(うなひをとめ)の」〈万・一八〇一〉
つま‐ど・う【夫問ふ/妻問ふ】
[動ハ四]恋い慕って言い寄る。求婚する。「いにしへの小竹田壮士(しのだをとこ)の—・ひし菟原処女(うなひをとめ)の奥つ城(き)ぞこれ」〈万・一八〇二〉
つみなきもの【罪なき者】
《原題、(イタリア)L'innocente》イタリアの詩人・小説家・劇作家、ダヌンツィオの小説。1892年刊行。処女小説「快楽」に続く、「薔薇の小説」三部作の2作目。ルキノ=ビスコンティ監督によ...
つめいろのあめ【爪色の雨】
サトウ・ハチローの処女詩集。大正15年(1926)刊。挿絵・装丁は吉邨(よしむら)二郎。
つゆだんだん【露団々】
幸田露伴の処女小説。明治22年(1889)「都の花」誌に発表した短編作品。
山口青邨の自選句集。昭和21年(1946)刊行。
て‐いらず【手入らず】
1 手数がかからないこと。世話がやけないこと。「—の子」 2 一度も手入れをしていないこと。 3 まだ一度も使っていないこと。また、そのもの。転じて、きむすめ。処女。
て‐がえし【手返し】
1 餅搗(もちつ)きのとき、臼(うす)の中の餅を手でこね返すこと。また、その役。 2 古着を縫いなおすこと。「明日の—も大抵な事ではない」〈露伴・いさなとり〉 3 遊戯の一。相手が伏せて出す手の...
てんのうのかげぼうし【天皇の影法師】
猪瀬直樹の著作。昭和58年(1983)刊の処女作。大正天皇崩御の際に起こった元号誤報事件「光文事件」など、元号をテーマに天皇制について考察したルポルタージュ。
とし‐なみ【年並(み)/年次】
1 毎年変わらないこと。例年並み。「—の暑さ」 2 としごと。年々。「堂塔—に建ち並び」〈読・春雨・天津処女〉
トロピスム【(フランス)Tropismes】
フランスの女流作家サロートの小説。1939年発表の処女作。