ぐんき‐しょ【軍機処】
中国、清朝の軍事・行政上の最高機関。1729年、軍機をつかさどるために設けられ、のちには一般政治をも統轄した。1911年に廃止。
けんりん‐しょ【剣林処】
正法念経に説く、叫喚(きょうかん)地獄にある十六小地獄の一。木の葉が剣になっている林の中で、全身を切りさいなまれる。剣樹地獄。
現世(げんせ)安穏(あんのん)後生(ごしょう)善処(ぜんしょ)
《「法華経」薬草喩品から》法華経を信じる人は、現世では安穏に生活でき、後生ではよい世界に生まれるということ。
こ【処】
[語素]名詞・代名詞の下に付いて、場所の意を表す。「こ—」「そ—」「いず—」
こ‐こ【此処/此所/此/是/爰/茲】
[代]近称の指示代名詞。 1 話し手が現にいる場所をさす。「私の生家は—からそう遠くはない」 2 話し手や周囲の人が現に置かれている状況や程度、または局面をさす。「事—に至ってはもう手の打ちよう...
ここ‐かしこ【此処彼処】
[代]指示代名詞。こちらやあちら。あちこち。ほうぼう。「毎日、—を遊び歩く」
こもり‐ず【隠り処/隠り所】
草木などに覆われて、他から見えない場所。また一説に、水草に覆われて見えない沼や沢。「—の沢たつみなる岩根ゆも通りて思ふ君に逢はまくは」〈万・二七九四〉
こもり‐ど【隠り処】
隠れて人目につきにくい所。「—の沢泉なる岩根をも通してそ思ふ我(あ)が恋ふらくは」〈万・二四四三〉
さ‐ねど【さ寝処】
寝る場所。特に、男女の寝所。「梓弓(あづさゆみ)欲良(よら)の山辺のしげかくに妹ろを立てて—払ふも」〈万・三四八九〉
し‐しょ【死所/死処】
死ぬための場所。死にがいのある場所。「開発事業に—を得る」