ひのし‐ずり【火熨斗摺り】
火熨斗をかけそこなって、布をいためること。また、その布の部分。「—をでかしたことが、こごとの度に出るだ」〈滑・浮世風呂・二〉
ひ‐の‐やまい【火の病】
高熱の出る病気。熱病。「清盛入道は—と申す難病に冒され」〈浄・孕常盤〉
ひび‐やき【罅焼(き)】
陶磁器で、釉(うわぐすり)に細かいひびの出るように焼くこと。また、その陶磁器。
ひゃく‐しゅつ【百出】
[名](スル)種々のものが次々に多数現れ出ること。「難問が—する」「議論—」
ひゃく‐ひとつ【百一つ】
非常にまれなこと。ほとんど望みがないこと。百に一つ。「大門を出る病人は—」〈柳多留・初〉
ひや‐あせ【冷や汗】
ひどく恥ずかしかったり、恐ろしかったりしたときなどに出る汗。
ひゅっ‐と
[副] 1 物が風を切って飛ぶさま。「—矢を放つ」 2 造作なく行われるさま。「歌が直(ぢき)に—出る」〈滑・膝栗毛・四〉 3 確実であるさま。「わたしとこの草履は—丈夫で」〈滑・膝栗毛・四〉
ひょい
[副] 1 身のこなしが軽いさま。また、軽い調子で物事をするさま。「小川を—と飛び越える」「大きな石を—と持ち上げる」「思い立って—と旅に出る」 2 突然に現れるさま。「—とある考えが浮かぶ」「...
ひょう‐し【表紙】
1 書籍や帳簿の中身を保護し、内容表示・装飾などをするために取り付けられた厚紙・革・布などの外装の部分。 2 巻き物を巻いたとき、表に出る部分に貼る布帛(ふはく)や紙。
瓢箪(ひょうたん)から駒(こま)が出(で)る
1 意外な所から意外な物が出ること。ふざけて言ったことが実現することのたとえ。 2 (多く打消しの語を伴って)とうていありえないことのたとえ。