けつ‐けつ【決決】
[形動タリ]水があふれ出るさま。水が流れるさま。「—たる渓泉」〈謡・葛城天狗〉
けつ‐にょう【血尿】
赤血球が混じって出る尿。腎臓・膀胱(ぼうこう)など尿路の疾患の際にみられる。
けぶり【煙/烟】
《「けむり」の古形》 1 「けむり1」に同じ。「汽車はしきりに—を吐きつつある」〈漱石・虞美人草〉 2 「けむり2」に同じ。「霜いと白うおける朝、遣水より—の立つこそをかしけれ」〈徒然・一九〉 ...
けむた・い【煙たい/烟たい】
[形][文]けむた・し[ク] 1 煙のために息苦しい。また、目を開けていられない。けむい。けぶたい。けむったい。「—・くて涙が出る」 2 窮屈に感じられ、親しみが持てないさま。けぶたい。けむった...
けむり【煙/烟】
《「けぶり」の音変化》 1 物が燃えるときに立ちのぼるもの。有機物が不完全燃焼するときに出る気体で、固体の微粒子が浮遊している状態をいうが、液体の微粒子が含まれている場合もある。「—がたちこめる...
けん‐いち【見一】
珠算の二けた以上の割り算。除数と被除数を見て、答えがどう出るか見当をつけるもの。用いる九九の初段の先頭が「見一無頭作九の一」であるところから出た名称。
けん‐かい【顕晦】
[名](スル)現れることと隠れること。世に出ることと世を逃れること。「玉石—し、草木栄枯して以(もっ)て景を成す」〈吉岡徳明・開化本論〉
けんか‐かい【喧嘩買い】
好んでけんかの相手になること。特に、他人のけんかを引き受けること。江戸時代には男だてとされた。「大門際に—と出るもありけり」〈一葉・たけくらべ〉
けん‐じょ【巻舒】
[名](スル) 1 巻くこととのばすこと。縮むこととのび広がること。伸縮。「われは大雲の—するを望みつつ」〈藤村・雲〉 2 退くことと進み出ること。進退。「—一己(いっき)に非ず」〈性霊集・一〉
けん‐ばん【検番/見番】
1 その土地の料理屋・芸者屋・待合(まちあい)の業者が集まってつくる三業組合の事務所の俗称。また、近世、遊里で、芸者を登録させ、客席に出る芸者の取り次ぎや玉代(ぎょくだい)の計算などの事務を扱っ...