きにん‐ぐち【貴人口】
1 茶室で貴人用の出入り口。通常2枚の障子を立て、立ったまま出入りできる。→躙(にじ)り口 2 能舞台で、正面に向かって右側の地謡座の奥にある戸口。
き‐もん【鬼門】
1 陰陽道(おんようどう)で、邪悪な鬼が出入りするとして万事に忌み嫌われた艮(うしとら)(北東)の方角。また、その方角にあたる場所。 2 行くと悪いことに出あう場所。また、苦手な人物や事柄。「あ...
きり‐あな【切(り)穴】
歌舞伎劇場で、舞台の床を切り抜いた方形の穴。幽霊・変化(へんげ)などの出入りや、井戸・池などに飛び込むときに用いる。花道に設けるものは「すっぽん」という。
きりど‐ぐち【切(り)戸口】
1 くぐり戸をつけた小門。 2 能舞台で、右手側面の奥にあるくぐり戸。地謡、後見などが出入りする。臆病口(おくびょうぐち)。忘れ口。切り戸。
きりよけ‐びさし【霧除け庇】
霧や雨が入り込まないよう、出入り口や窓などの上部に設ける小さな庇。
きん【禁】
[音]キン(漢) [訓]いさめる [学習漢字]5年 1 ある行為に枠をはめて差し止める。「禁煙・禁止・禁酒・禁制・禁断・禁欲/厳禁」 2 かってな行為を差し止めるための一定の枠。おきて。「解禁・...
きん‐しん【謹慎】
[名・形動](スル)《古くは「きんじん」とも》 1 言動をひかえめにすること。また、そのさま。「酒をやめて—する」「—な性質で居ながら、五日と尻がすわらない」〈逍遥・当世書生気質〉 2 一定期間...
きん‐もん【禁門】
1 禁裏の門。転じて、皇居。禁中。 2 警戒が厳重で容易に出入りのできない門。
ぎょう‐しゃ【業者】
1 商工業などの事業を営んでいる人。「出入りの—」 2 同じ種類の事業や商売をしている人。同業者。「—仲間」「—間の相場」
ぎょ‐ふ【魚符】
木製または銅製の、魚の形をした割符(わりふ)。中国の隋・唐の時代に、役人が宮中に出入りするときの証拠品とした。→魚袋(ぎょたい)