ち‐まつり【血祭(り)】
《昔、中国で出陣の際、いけにえを殺してその血で軍神を祭ったところから》出陣の際、気勢を上げるために、敵方の者を殺すこと。また、戦いの初めに敵を討ち取ること。
血祭(ちまつ)りに上(あ)・げる
出陣の際、敵方の者を殺して士気を奮い立たせる。また、戦いの初めに、威勢よく最初の相手を倒す。
ちゃくとう‐じょう【着到状】
中世、出陣命令を受けた諸将が、はせ参じた旨を記した文書。これを受け取った大将または奉行は、承認の文言と花押とを加えて返し、後日の恩賞の証拠とした。着到。
つつみ‐やき【包(み)焼(き)】
1 魚・肉・野菜などを木の葉・紙・ホイルなどに包んで焼くこと。また、その焼いたもの。 2 鮒(ふな)の腹に昆布・串柿(くしがき)・焼き栗などを入れて焼いたもの。門出や出陣の祝いに用いた。「鮒の—...
敵(てき)は本能寺(ほんのうじ)にあり
《天正10年(1582)明智光秀(あけちみつひで)が備中の毛利勢を攻めると見せかけて出陣し、京都本能寺の織田信長を襲ったところから》本当の目的・目標は別にあるということ。
どうぐ‐しゅう【道具衆】
戦国時代から江戸初期にかけての武家の職名。槍奉行の配下で、戦時には長柄(ながえ)の槍を持って出陣した騎馬武者。長柄組。
にょいりん‐じ【如意輪寺】
奈良県吉野郡吉野町にある浄土宗の寺。山号は塔尾山。開創は延喜年間(901〜923)、開山は日蔵道賢。のち、南朝の勅願寺。楠木正行(くすのきまさつら)ら一族が出陣にあたり、名を本堂の壁板に記し、辞...
ひきたて‐えぼし【引立烏帽子】
てっぺんを引き立てて儀容を整えた揉(もみ)烏帽子。出陣のときは兜(かぶと)の下に着用する。
ます‐がた【枡形/升形/斗形】
1 枡のような四角な形。「—の模様」 2 (斗形)寺院建築などで、肘木(ひじき)と交互に組み合わせて斗栱(ときょう)を構成する、平面が正方形または長方形の材。大斗(だいと)・方斗(ほうと)・巻斗...
みず‐さかずき【水杯/水盃】
二度と会えないかもしれない別れのときなどに、互いに杯に水を入れて飲み交わすこと。「—を交わして出陣する」