すい‐こ【出挙】
古代、農民へ稲の種もみや金銭・財物を貸し付け、利息とともに返還させた制度。国が貸し付ける公出挙(くすいこ)と、私人が貸し付ける私出挙(しすいこ)とがある。すいきょ。
すいこ‐ちょう【出挙帳】
官稲の出挙の状況を記録した帳簿。
すいこ‐とう【出挙稲】
出挙のために貸し付ける稲。
すい‐さん【出生】
《「さん(生)」は唐音。「出衆生食」の略》仏語。食事のとき、少量を別の器に取り分けて、衆生(しゅじょう)に施すこと。施食。生飯(さば)。
すい‐し【出師】
軍隊を繰り出すこと。出兵。「征清の—ありし頃」〈鏡花・琵琶伝〉
すいし‐の‐ひょう【出師の表】
中国三国時代、蜀漢の丞相諸葛亮(しょかつりょう)が、昭烈帝(劉備)の没後、出陣にあたって後主劉禅に奉った前後2回の上奏文。誠忠と憂国の至情にあふれた名文として知られる。
すい‐とう【出納】
[名](スル)《「すい」は、出す意の字音の一、「とう」は慣用音》金銭や物品を出し入れすること。支出と収納。「現金を—する」「—帳」
すいとう‐かんり【出納官吏】
会計法で、国の現金の出納・保管を取り扱う職員の総称。
すいとう‐ちょう【出納長】
都道府県の会計事務をつかさどる公務員。都道府県知事が議会の同意を得て任命した特別職で、任期は4年。平成19年(2007)地方自治法の改正で廃止。一般職の会計管理者が置かれるようになった。→収入役
すいとう‐ぼ【出納簿】
金銭・物品の出納を記録するための帳簿。出納帳。