で‐こさく【出小作】
江戸時代、他の村へ出向いて小作をすること。また、その人。⇔入り小作。
でこ‐もの【出庫物】
在庫品を整理するために、倉庫から出して安く売りさばく品物。「—市」
で‐ごうし【出格子】
窓から外へ張り出して作ってある格子。
で‐ごや【出小屋】
「出作り小屋」に同じ。
で‐さかり【出盛り】
人または農産物が出盛ること。また、そのころ。「行楽客の—」「ミカンの—」
で‐さか・る【出盛る】
[動ラ五(四)]見物客などが盛んに出て来る。また、季節の野菜や果実が盛んに出まわる。「花見客が—・る」「白菜が—・る」
で‐さき【出先】
1 外出、または出張している先。「—から連絡がある」 2 「出先機関」の略。 3 品物の出どころ。「骨董品の—を確かめる」 4 芸者の呼ばれる料亭や待合など。おでさき。
でさき‐きかん【出先機関】
政府・中央官庁などがその事務を分掌させるために地方に設置する機関。
で‐さく【出作】
1 荘園内に居住する農民が、居住地以外の荘園・公領で田畑を耕作したこと。でづくり。 2 「出小作(でこさく)」に同じ。⇔入り作(さく)。
で‐しお【出潮】
《「いでしお」の音変化》 1 月の出とともに満ちてくる潮。差し潮。 2 出る頃あい。出る機会。「いつに勝れし後室の機嫌は訴訟のよい—」〈浄・妹背山〉