いでわ【出羽】
⇒でわ(出羽)
でわ【出羽】
《古くは「いでは」》旧国名の一。明治元年(1868)に羽前・羽後に分割。ほぼ現在の山形・秋田両県にあたる。羽州。
でわ‐さんざん【出羽三山】
山形県にある月山(がっさん)・羽黒山・湯殿山の総称。古来、修験道の聖地。
でわ‐さんち【出羽山地】
青森・秋田・山形3県の西部を南北に連なる山地。津軽山地・白神山地・太平山地・笹森丘陵・丁岳(ひのとだけ)山地の五つに分けられる。鳥海火山帯と重なり、鳥海山、月山(がっさん)などの火山がある。標高...
でわ‐じんじゃ【出羽神社】
山形県、羽黒山の山頂にある神社。祭神は伊氐波神(いではのかみ)・倉稲魂命(うかのみたまのみこと)。月山神社・湯殿山神社と合わせた三神合祭殿がある。三山神社。いではじんじゃ。
でわ‐の‐かみ【出羽守】
1 出羽国の長官。 2 《連語「では」と「出羽」をかけて》「海外では」「他業界では」のように、何かにつけて他者の例を引き合いに出して語る人のこと。多くは揶揄(やゆ)の気持ちをこめていう。ではのかみ。
でわ‐の‐くに【出羽国】
⇒出羽
でわ‐の‐さく【出羽柵】
奈良時代、東北地方経営のために今の山形県最上川下流付近に置かれた城柵。天平5年(733)今の秋田市内に移され、のち秋田城となった。でわのき。
でわ‐ふじ【出羽富士】
鳥海山の異称。
でん‐ど【出ん所】
《「でどころ(出所)」の意》 1 人出の多い所。人なか。公衆の面前。「町中(ちゃうぢゅう)へも断って、—で恥をかかせます」〈浄・大経師〉 2 最後に出るべき所。公儀。法廷。「わりゃ—へは出られぬ...