おもの‐ぶぎょう【御物奉行】
室町幕府の職名。将軍参内のとき、衣冠・刀剣などを入れた唐櫃(からびつ)に添い従い、禁中では将軍の装束の着替えなどのことをつかさどった。唐櫃(からびつ)奉行。直廬役(じきろやく)。ごもつぶぎょう。...
おり‐がみ【折(り)紙】
《古くは「おりかみ」》 1 紙を折って種々の物の形を作る遊び。また、それに使う紙。ふつう、正方形の色紙(いろがみ)を使う。 2 二つ折りにした紙。 3 奉書紙・鳥の子紙・檀紙(だんし)などを横に...
おん‐こと【御事】
[名] 1 人を敬って、その人に関する事柄をいう語。「主上御不予の—と聞こえさせ給ひしかば」〈平家・一〉 2 貴人を敬って、その誕生や死を婉曲にいう語。「後朱雀院の—をおぼしめし嘆きて」〈玉葉...
かい【懐〔懷〕】
[常用漢字] [音]カイ(クヮイ)(漢) [訓]ふところ なつかしい なつかしむ なつく なつける おもう いだく 〈カイ〉 1 胸中にいつまでも思いをいだく。心にいだく思い。「懐疑・懐旧・懐...
かい‐けん【懐剣】
ふところに携える護身用の短刀。懐刀(ふところがたな)。
かい‐しのぎ【貝鎬】
刀剣のしのぎが角立たないで、普通よりは少し丸みのあるもの。その膨らみが貝の形に似ているところからいう。
かい‐しゃく【介錯】
[名](スル) 1 切腹する人のそばに付き添っていて、その人が刀を腹に突き刺すと同時に、その首を斬って死を助けてやること。また、その人。 2 付き添って世話をすること。また、その人。後見。介添え...
かいちゅう‐がたな【懐中刀】
ふところに入れる守り刀。懐剣。ふところがたな。
かい‐とう【快刀】
気持ちよく切れる刀。切れ味のすばらしい刀。
かい‐とう【戒刀】
1 僧が、袈裟(けさ)を裁ったり、髪をそるときなどに用いる刃物。 2 僧が魔障を防ぐために身につける小刀。