ほうしゃせん‐そんしょう【放射線損傷】
放射線の照射による物質の損傷。原子炉の材料に格子欠陥などが生じ、外形や強度の変化、腐食の促進を引き起こす。β線やγ線に比べ、中性子、α線、核分裂片のような重粒子の方が損傷の度合いが大きい。黒鉛の...
ほうしゃ‐ねんだいそくてい【放射年代測定】
天然に存在する放射性同位体が一定の割合で崩壊する性質を利用し、それらを含むものが形成された年代を測定すること。動植物の遺体や考古学試料などに含まれる炭素14を用いる放射性炭素年代測定法、岩石・鉱...
ほうしんがた‐かくばくだん【砲身型核爆弾】
筒状の容器の両端に配置した核分裂性物質(高濃縮ウラン)を衝突させる方式の核爆弾。臨界質量未満の2つの塊が合体して臨界量を超えることで、核分裂連鎖反応が起こり爆発する。広島に投下された原子爆弾に使...
ほく‐かん【北漢】
中国、五代十国の一。後漢(こうかん)滅亡後の951年、一族の劉崇が山西に建国。都は晋陽。979年に宋に降りて、五代十国の分裂が終わる。
ほく‐しゅう【北周】
中国、南北朝時代の北朝の一。北魏の東西分裂後、西魏の宰相宇文泰の子の覚が恭帝の禅譲を受けて556年に建国。都は長安。第3代の武帝は北斉を併合したが、581年、隋によって滅ぼされた。後周。
ほくよう‐ぐんばつ【北洋軍閥】
中国、民国時代初期に北京政府の実権を握った軍閥の総称。清末に北洋大臣袁世凱(えんせいがい)が組織した北洋新軍を基盤とした。袁の死後は安徽(あんき)派・直隷派と傍系の奉天派に分裂。
ほりうち‐は【堀内派】
自由民主党の派閥の一。宏池(こうち)会分裂時の一方の平成13年(2001)から同17年における通称。森喜朗内閣不信任案に賛成の姿勢を見せた加藤紘一に反発したメンバーが結成。会長は堀内光雄。→古賀派
ぼうすい‐たい【紡錘体】
細胞の有糸分裂の中期から終期にかけて現れ、染色体の極への移動に関与する繊維性の構造。両極と赤道面に並ぶ染色体とを結ぶものと、両極間を結ぶものとからなり、紡錘形をなす。
ぼ‐かく【母核】
細胞分裂をする前の細胞の核。分裂後のものを娘核(じょうかく)とよぶのに対していう。
ぼ‐さいぼう【母細胞】
細胞分裂が起こる前の細胞。→娘細胞