ぶんし‐モーター【分子モーター】
生物の細胞内で、ATP(アデノシン三リン酸)の加水分解によって得られたエネルギーを、機械的な運動に変換する分子(たんぱく質)の総称。筋肉の収縮や細菌の鞭毛の回転運動などを担う。キネシン・ダイニン...
プチアリン【ptyalin】
唾液(だえき)中に含まれる消化酵素。でんぷんを加水分解する。唾液アミラーゼ。
プラスミン【plasmin】
血液中で血餅(けっぺい)や血栓を溶かす働きをする酵素。蛋白質分解酵素の一種で、血液凝固に関わる蛋白質フィブリンを加水分解して溶解する。フィブリノリシン。
プラチナ‐しょくばい【プラチナ触媒】
空気中の有機物や一酸化炭素を吸着・分解する、プラチナの作用。自動車のマフラーや工場の煙突、冷蔵庫などに使用される。白金触媒。
プランク【Planck】
2009年にESA(欧州宇宙機関)が打ち上げた宇宙背景放射探査機。名称はドイツの物理学者M=プランクに由来する。米国のNASA(米航空宇宙局)のWMAP探査機に比べ幅広い帯域で高感度・高分解能の...
プロセス‐いんさつ【プロセス印刷】
多色印刷の技法。カラー原稿を写真的技法により、黄・マゼンタ・シアン・墨の4色に分解し、各色を平版版材に製版し、オフセット印刷方式で印刷するもの。→プロセス平版(へいはん)
プロセス‐へいはん【プロセス平版】
多色印刷で、カラー原稿をカラースキャナーなどを用いて色分解し、平版を作ること。また、その版。
プロテアソーム【proteasome】
生体内でたんぱく質の分解を担う巨大な酵素複合体。不要になったり、品質が劣化したりしたたんぱく質に、ユビキチンという小さなたんぱく質が付加し、これを標的として分解および再利用が進められる。細胞の寿...
プロテアーゼ【protease】
⇒蛋白質(たんぱくしつ)分解酵素
プロテアーゼ‐そがいやく【プロテアーゼ阻害薬】
ウイルスがもつプロテアーゼ(たんぱく質分解酵素)のはたらきを阻害することで、ウイルスの増殖を抑える薬の総称。C型肝炎やHIVなどの治療に用いられる。