プロテイン‐ホスファターゼ【protein phosphatase】
リン酸化されたたんぱく質を脱リン酸化する酵素。加水分解によってたんぱく質からリン酸基を除去する。チロシン残基に作用するもの(チロシンホスファターゼ)とセリンやトレオニンの残基に作用するもの(セリ...
プロテオバクテリア【Proteobacteria】
真正細菌のうちプロテオバクテリア門に分類されるグラム陰性菌のこと。大腸菌、ヘリコバクターピロリ、窒素固定を行う菌、油を分解する菌など多種多様な菌が含まれる。リポ多糖類からなる膜をもち、べん毛によ...
プロテオース【proteose】
蛋白質(たんぱくしつ)を加水分解したときに生じるペプチドの総称。培養基として用いる。アルブモース。
プロリパーゼ【prolipase】
中性脂肪を分解する消化酵素のリパーゼの酵素前駆体。膵臓で分泌される。
プロントジル【(ドイツ)Prontosil】
ドイツの生化学者ドーマクが発見した、細菌に対する初の化学療法剤。この化合物から分解して生じるスルファニルアミドが効力の本質であることがわかり、のちに数々のサルファ剤が発見された。商標名。→サルファ剤
ヘム‐たんぱくしつ【ヘム蛋白質】
鉄原子をヘム基の形で含む鉄たんぱく質の総称。動物の血液や筋肉に存在して酸素の運搬を担うヘモグロビンやミオグロビンのほか、電子伝達に関与するチトクロム、過酸化水素を分解する酵素のカタラーゼなどがある。
ヘリコバクター‐ピロリ【Helicobacter pylori】
胃の幽門部にすむ一種の細菌。ウレアーゼをもち尿素を分解して酸性環境でも生息できる。胃潰瘍(かいよう)・十二指腸潰瘍・胃癌(いがん)などの原因菌として注目されている。オーストラリアの医師B=J=マ...
べい‐じゅ【米寿】
《「米」の字を分解すると八十八となるところから》88歳のこと。また、その祝い。よねの祝い。
ベータ‐セクレターゼ【beta-secretase】
たんぱく質分解酵素セクレターゼの一。アミロイド前駆体蛋白質(APP)をN末端付近で切断する。BACE(beta-site APP cleaving enzyme)。 [補説]これに続いて、ガンマ...
ペグインターフェロン【peginterferon】
C型肝炎の治療薬。肝炎ウイルスの増殖を抑制するインターフェロンにポリエチレングリコール(PEG)という高分子化合物を結合させた製剤の総称。インターフェロンの分解が抑制され、抗ウイルス作用が長時間...