ペプシン【pepsin】
胃液に含まれるたんぱく質分解酵素。前駆体のペプシノゲンとして分泌され、胃液中の塩酸により活性化されたもの。たんぱく質をプロテオースないしペプトンの段階まで消化する。
ペプチダーゼ【peptidase】
ペプチド結合を加水分解する酵素。特に、ペプチド鎖を末端から作用して切るエキソペプチダーゼをいう。
ペプトン【peptone】
たんぱく質がペプシンや熱・酸などによって分解されたときにできる、たんぱく質とアミノ酸との中間的な物質。さまざまな大きさのペプチドの混合物。
ペルオキシソーム【peroxisome】
細胞小器官の一つ。ほぼすべての真核生物の細胞に見られる。多くの酸化酵素(オキシダーゼ)を含み、脂質の代謝や活性酸素の一種である過酸化水素の分解に関わる。ペルオキシゾーム。
ほうしゃせん‐ぶんかい【放射線分解】
放射線の影響により物質中の分子が分解すること。γ(ガンマ)線の照射によって水が水素や過酸化水素を生成するなど。ラジオリシス。
ほうせん‐かそくど【法線加速度】
質点の加速度をその軌道の法線方向に分解した成分。曲率半径をR、速さをvとすると、大きさはv2/Rで表される。向心加速度。→接線加速度
ホスファターゼ【phosphatase】
有機燐酸(りんさん)エステル・ポリ燐酸を加水分解する酵素の総称。フォスファターゼ。脱リン酸化酵素。→キナーゼ
ホスホリパーゼ【phospholipase】
リン脂質を加水分解する酵素の総称。
ホスホリラーゼ【phosphorylase】
でんぷん・グリコーゲンなどを加燐酸(かりんさん)分解する酵素の総称。フォスフォリラーゼ。
ホスホン‐さん【ホスホン酸】
《phosphonic acid》三塩化燐(さんえんかりん)または三酸化二燐を加水分解し、濃縮すると得られる無色の結晶。強い還元性がある。化学式H2[PHO3] かつて、H3PO3と表され、誤っ...