わかれ‐みち【分(か)れ道】
1 本道から分かれる道。また、道の分かれている所。「—を左へ行く」 2 成り行きの分かれるところ。わかれめ。「生死の—」
わかれ‐め【分(か)れ目】
物が分かれるところ。また、どちらになるかという境目。分岐点。「街道の—」「勝敗の—」
わか・れる【分(か)れる】
[動ラ下一][文]わか・る[ラ下二] 1 一つのものが二つ以上になる。べつべつになる。「道が四方に—・れる」「二手に—・れて敵を追う」 2 一つのものがいくつかに区分される。「三章節に—・れる」...
わき【分き/別き】
1 わけること。区別。けじめ。「夜昼といふ—知らず我(あ)が恋ふる心はけだし夢(いめ)に見えきや」〈万・七一六〉 2 思慮。分別。わきまえ。「我は子うむ—も知らざりしに」〈大鏡・序〉
わき‐て【分きて/別きて】
[副]《四段活用動詞「わ(分)く」の連用形+接続助詞「て」から》「わけて」に同じ。「—この暮こそ袖は露けけれ」〈源・葵〉
わきわき・し【分き分きし】
[形シク]あきらかである。分明である。「物ごとに—・しく見がほしく」〈東大寺諷誦文平安初期点〉
わ・く【分く/別く】
[動カ四] 1 区別する。わける。「高き立山(たちやま)冬夏と—・くこともなく白たへに雪は降り置きて」〈万・四〇〇三〉 2 判別する。識別する。「事の心—・きがたかりけらし」〈古今・仮名序〉 ...
わけ【分け/別け】
1 分けること。また、分けたもの。分配。「形見—」 2 勝負が決まらないこと。引き分け。「痛み—」 3 芸娼妓などが、稼ぎ高を主人と折半にすること。また、その芸娼妓。「寿々廼家の—の芸者であった...
わけ‐あ・う【分け合う】
[動ワ五(ハ四)]互いに分ける。「収穫をみんなで—・う」「苦しみを—・う」
わけ‐あた・える【分け与える】
[動ア下一][文]わけあた・ふ[ハ下二]分けてそれぞれに与える。