ざん‐ぽん【槧本】
《「槧」は中国で字を書くのに用いた板》版木で印刷した本。版本。刊本。
しき‐ご【識語】
写本・刊本などで、本文のあと、または前に、書写・入手の由来や年月などを記したもの。特に、後人の書き加えたものをいう。しご。
しぜんしんえいどう【自然真営道】
江戸中期の思想書。安藤昌益著。稿本と刊本があり、稿本は101巻92冊、刊本は3巻で宝暦3年(1753)刊。封建社会の批判、独自の医学説などを述べる。
しゃ‐ほん【写本】
手書きによって本を写すこと。また、その書写された本。日本では、写経がその始まり。→刊本 →版本
しょ‐ほん【諸本】
同一の作品で、改変や誤記などによって異なる箇所のある、写本・刊本の総称。
しんぐんしょるいじゅう【新群書類従】
叢書(そうしょ)。10冊。水谷不倒・幸田露伴校訂。明治39〜41年(1906〜08)刊。「群書類従」にならい、江戸時代の珍しい文献や未刊本を集め、演劇・歌曲・書目・舞曲・狂歌の5部に分類したもの。
はん‐ぽん【版本/板本】
1 版木に彫って印刷した本。木版本。刻本。 2 「刊本2」に同じ。
ふく‐せい【複製】
[名](スル) 1 もとの物と同じ物を別に作ること。また、そのもの。「鍵を—する」 2 美術品・著作物などの原作品とそっくり同じ物を制作すること。また、そのもの。「名画を—する」 3 (「覆製」...
まさ‐ぼん【麻沙本】
中国の刊本の名。南宋から明代にかけて、福建省建陽県の麻沙で出版されたが、誤刻が多く、誤りの多い本の代名詞となった。