かくとく‐けいしつ【獲得形質】
生物が1代の間に、環境の影響によって得た形質。学習による能力、形態上の変異などをいう。遺伝するかについて20世紀初めごろ論争があったが、現在は否定される。後天形質。
かくや【覚弥/隔夜】
古漬けを細かく刻んで塩出しし、醤油をかけたもの。江戸時代の初め、徳川家康の料理人岩下覚弥の創始とも、高野山の隔夜堂の歯の弱い老僧のために作られたからともいう。
カサ‐ボティネス【Casa Bothines】
スペイン北西部、カスティーリャ‐レオン州の都市レオンにある建物。建築家ガウディが初めてバルセロナ以外で設計を手がけ、19世紀後半に建造。長らく銀行として使われたが、現在はガウディの博物館として公...
かさま‐やき【笠間焼(き)】
茨城県笠間市とその近辺から産する陶器。江戸中期に始まる。初めは日用雑器、その後は厨房用の粗陶器などが作られた。現在は民芸陶器として知られる。
カザン‐せいどう【カザン聖堂】
《Kazanskiy sobor/Казанский собор》ロシア連邦北西部、レニングラード州の都市サンクトペテルブルグにあるロシア正教会の聖堂。19世紀初め、ロシア正教で最も有名なイコン...
カザン‐の‐せいぼせいどう【カザンの聖母聖堂】
《Sobor Kazanskoy ikonï Bozhiey Materi/Собор Казанской иконы Божией Матери》ロシア連邦の首都モスクワの中心部、赤の広場にあ...
カシミール‐こうか【カシミール効果】
真空中で、ごくわずかな距離で隔てられた二枚の平面金属板に、互いに引き合う力が発生する現象。1948年、オランダの物理学者H=カシミールが提唱。10ナノメートルという、きわめて近距離において、はじ...
かしら‐じ【頭字】
1 語句・文章・人名などの、初めの文字。 2 「頭文字(かしらもじ)1」に同じ。
か‐しん【火震】
火星で起こる地震。2019年、米国の火星探査機インサイトに搭載された地震計が初めて観測。火星深部の地殻構造を知る手がかりとして期待される。火星震。
カスドース
17世紀初め南蛮貿易で栄えた長崎県平戸市に伝わる南蛮菓子。短冊形のカステラを卵黄に浸し、糖蜜をかけ、砂糖をまぶしたもの。商標名。