むさし【武蔵】
旧国名の一。東海道に所属。江戸時代初期に下総国の一部が編入された。現在の東京都と埼玉県全域、神奈川県の東部を含めた地域にあたる。武州(ぶしゅう)。
旧日本海軍の戦艦。大和(やまと)と同型。昭...
むさし‐しちとう【武蔵七党】
平安末期から室町初期にかけて武蔵国に存在した同族武士団。丹治(たんじ)・私市(きさい)・児玉・猪股(いのまた)・西・横山・村山の七氏。
むしゃ‐ばしり【武者走り】
1 城壁や城のまわりの土手の内側に設けた通路。また、天守閣の各層の外壁の内側に設けられた通路。 2 軍船の舳(へさき)から艫(とも)に通じる板縁。 3 江戸初期の劇場の舞台の橋懸かり。
むすことこいびと【息子と恋人】
《原題Sons and Lovers》ローレンスによる自伝的長編小説。1913年刊。中部イングランドの炭鉱村を舞台に、若者の性と苦悩を描く。著者の初期の代表作。
む‐てじゅん【無手順】
コンピューター間で、データをやりとりするための特定の手順がない通信方式。送信側は受信側の受信状態を確認することなく、一方的に送信する。テレタイプ(テレプリンター)やパソコン通信など、初期のデータ...
むはいにゅう‐しゅし【無胚乳種子】
種子植物の種子で、胚乳が発生の初期にだけ生じ、成熟時には消滅するもの。養分は代わりに子葉に蓄える。ダイズなどのマメ科植物やクリなどにみられる。
むらさき‐いがい【紫貽貝】
イガイ科の二枚貝。内湾の岩などに足糸(そくし)で付着する。殻長9センチくらい。イガイに似るが、殻頂は丸みを帯びる。ヨーロッパの原産で、日本には昭和初期に船底に付着して渡来。食用。ムール貝。淡菜。
むらさき‐たび【紫足袋】
紫色に染めた筒長の革足袋。同色の革ひもで結ぶ。多くは鹿革製で、室町時代から江戸初期に流行。主に女性の晴れ着に用いられた。
むろう‐じ【室生寺】
奈良県宇陀市にある真言宗室生寺派の大本山。山号は、宀一(べんいつ)山。もと法相宗。天武天皇10年(681)天皇の勅により役小角(えんのおづの)の開創と伝える。平安時代に興福寺の賢璟(けんけい)...
ムンドゥッ‐じいん【ムンドゥッ寺院】
《Candi Mendut》インドネシア、ジャワ島中部のボロブドゥール仏教遺跡の東約3キロメートルにある寺院。9世紀初期、シャイレーンドラ朝時代に建造。段台や堂の壁に浮き彫りが施され、堂内にはグ...