しょくにんづくし‐え【職人尽(く)し絵】
さまざまな職人の仕事やその風俗を描き集めた絵画。鎌倉後期以降「東北院職人歌合」など職人の歌合わせに仮託した絵巻物が作られたが、桃山時代から江戸初期の近世風俗画の興隆に伴って画帖(がじょう)・屏風...
しょ‐じかりつ【初磁化率】
磁化曲線において、消磁状態から磁界を加えたとき、磁界の強さが零付近(磁化曲線の原点付近)の磁化率。一定値をとり、磁界と磁化の間に可逆的な関係が成り立っている。さらに磁界を強めると磁気飽和に達する...
しょだい‐せい【初代星】
宇宙初期に誕生した第1世代の星。ビッグバンから数億年後、ガスの密度が高いところで形成され、重元素を含まない。従来、宇宙初期には大量のガスが存在するため、太陽の数百倍程度の大質量の星であると考えら...
しょ‐どう【初動】
1 最初に起こす行動や動作。 2 地震の、初期微動。
しょほ‐てき【初歩的】
[形動]学問・芸道・技術などで、習得が初期の段階にあるさま。「—な質問」
しょんがえ‐ぶし【しょんがえ節】
流行歌の一。一節の最後に「しょんがえ」という囃子詞(はやしことば)をつける。江戸初期から明治時代まで歌詞・曲調を変えてうたわれた。
しらべたげいじゅつ【『調べた』芸術】
青野季吉による文芸評論。大正14年(1925)、雑誌「文芸戦線」に発表。初期プロレタリア文学運動に多大な影響を与えた。
しん【晋】
中国の国名。 春秋時代の列国の一。春秋時代初期、都を絳(こう)に置き、山西の大半と河南の北部を領有。文公の時、中原の覇者となったが、領土を魏・趙・韓の三氏に分割されて衰え、前376年に滅亡した...
しんかんかく‐は【新感覚派】
大正末期から昭和初期の文学の一流派。雑誌「文芸時代」によった新進作家のグループをさす。外部の現実を主観的に把握し、知的に再構成した新現実を感覚的に創造しようとした。横光利一・川端康成・中河与一・...
しんがし‐がわ【新河岸川】
埼玉県南部を流れる川。川越市北部や伊佐沼などを水源とする。武蔵野台地を南流し、東京都北区岩淵水門で隅田川に合流する。長さ26キロ。江戸後期〜昭和初期まで江戸(東京)と川越を結ぶ物資の舟運が盛んだ...