はつすがた【はつ姿】
小杉天外の処女小説。明治33年(1900)刊。序文は、わが国における自然主義文学論の先駆とされる。
はつ‐すがた【初姿】
1 新年の装いをした姿。 2 初めての装いをした初々しい姿。「六つや難波にこの身沈めて…十や十五の—」〈浄・阿波鳴渡〉 [補説]書名別項。→はつ姿
はつ‐すずめ【初雀】
元旦のスズメ。また、その鳴き声。《季 新年》「廂(ひさし)より垂れたる松の—/風生」
はつ‐すずり【初硯】
書きぞめ。《季 新年》
はつ‐ずり【初刷(り)】
1 ⇒しょずり(初刷り) 2 新年になって初めての印刷。また、その印刷物。特に、1月1日付の新聞をいう。《季 新年》
はつせ【初瀬/泊瀬】
奈良県桜井市初瀬(はせ)の古称。[歌枕]「うかりける人を—の山おろしよ激しかれとは祈らぬものを」〈千載・恋二〉
はつ‐せいたいはいりょう【初聖体拝領】
カトリック教会で、洗礼後、はじめて聖体をいただくこと。初聖体。「—を受ける」
はつせ‐がわ【初瀬川】
奈良県桜井市を流れる初瀬(はせ)川の古称。[歌枕]「—古川の辺に二本(ふたもと)ある杉年を経てまたも逢ひ見む二本ある杉」〈古今・雑体〉
はつ‐せき【初席】
寄席で、正月興行の元日から10日までのこと。《季 新年》
はつせ‐でら【初瀬寺】
長谷寺(はせでら)の古称。