はつ‐もとゆい【初元結】
1 元服のときに、髪の髻(もとどり)を結ぶのに用いる紐(ひも)。公卿は紫の組紐を使った。転じて、元服すること。「いときなき—に長き世をちぎる心は結びこめつや」〈源・桐壺〉 2 元服のときに髪を結...
はつ‐もの【初物】
1 その季節に初めて収穫した野菜・果実・穀物など。魚介などにもいう。はしり。 2 まだだれも手をつけていないもの。処女や童貞などにもいう。
はつもの‐ぐい【初物食い】
初物を好んで食べること。好んで新しい物事に手を出すこと。また、その人。
初物(はつもの)七十五日(しちじゅうごにち)
俗説で、初物を食べると寿命が75日延びるということ。
はつ‐もみじ【初紅葉】
1 その秋、初めて色づいた紅葉。《季 秋》「—はだへきよらに人病めり/草城」 2 襲(かさね)の色目の名。表は萌葱(もえぎ)、裏は薄萌葱。
はつ‐もみじば【初紅葉】
《上代は「はつもみちば」》「はつもみじ1」に同じ。「めづらしと我(あ)が思ふ君は秋山の—に似てこそありけれ」〈万・一五八四〉
はつ‐やく【初役】
初めてついた役。また、初めて演じる役。
はつ‐やくし【初薬師】
その年最初の薬師如来の縁日。1月8日。《季 新年》
はつ‐やま【初山】
1 「初山入り」の略。 2 霊山・名山にその年初めて登ること。
はつ‐やまいり【初山入り】
正月の仕事始めの行事。新年に山に行き、木を切ったり薪を取ってきたりする。山始め。《季 新年》